自炊を低予算で行う方法
< はじめに >
本が好きな人はいと思いますが、どうしても保管場所に困るものです。
本を読むのが好きなため、ついつい大量購入してしまい、大きめの本棚も直ぐにいっぱいになってしまうわけです。
ま、Book Offのようなリサイクル店に、読んだら本を持っていけばいいのですが、残しておきたい、もう一度読みたい本も意外と多い。
そこで、自炊(ごはんではありません)に挑戦してみたいと思います。
一般的に、自炊(本をバラし、連続でスキャンしてPDF化)するための道具としては、以下の2つが必要となります。
< 自炊に必要なもの >
・裁断機 ディスクカッター DC-210N(カール事務器) 等
・スキャナー ScanSnap iX500 富士通 等
スキャナーは、ScanSnapが圧倒的に人気です。ただ、amazonでも45,800円と、ちょっとお高め。ディスクカッターを含めると80,000円程度は覚悟する必要があります。
200円/冊で、自炊してくれるサービスがありますが、送料いれて1000円/冊と考えても80冊を自分で自炊しないと元がとれない投資となります。
そこで、私の場合は、自宅にあった6年程前(2010年頃)に買ったEPSON EP-803Aを使って自炊してみたいと思います。
この機種、購入時には40,000円程でしたが、今はヤフオクでなんと4000円位とお手頃。
5年以上前だから当たり前ですね。プリンターは、2、3年でインクがうまくでなくなってしまうケースがあり、心配ですが、今回使うのはスキャナー機能ですので、スキャナー機を4000円で買うと思えば安いですね。ちなみに、インクが詰まっても分解して、ミラー部分を一度掃除すれば、復活させることができます。この点は、「暇なおやじのサイドストーリー」さんのサイトが非常に参考になりました。ただし、プリンターを一部分解するため作業は自己責任で。
さて、話をもどして、EPSON EP-803Aでの自炊です。
結果からですが、自分用として読むには十分なクオリティーでPDF化できました。
< 自炊した結果 >
結果は、こんな感じです。
ちなみに、160ページの本で、自炊作業に20分位かかりました。
時間短縮のポイントは、スキャンの解像度の調整です。解像度を上げると、1ページのスキャンに時間がかかるため、その分、全体の作業に時間がかかります。もちろん、解像度を下げると読みにくくなる。保存するPDFファイルのサイズを抑える意味でも解像度を適度に保つのが重要となりまうす。
< 自炊の手順 >
では、早速、実際に自炊するための手順です。
以下の1から5となりますが、1,2は、一度やれば済むので、3,4,5の3段階で自炊することができます。
1.EPSON EP-803Aのスキャナーソフト(EPSON Scan)をPCにインストール
2.EPSON EP-803AとPCを接続(PCは、Windowsを使いました)
3.EPSON Scanの設定
4.スキャン作業
5.保存前の作業(PDFファイルで向きを変える)
<1.EPSON Scanのインストール >
EPSON のホームページからダウンロードすることができます。
インストールしたEPSON Scanを起動させると、以下のような画面がでるので
モードから「プロフェッショナルモード」を選ぶ。
そこで、イメージタイプをモノクロ、解像度を今回は300dpiに設定
カラーにしたり、解像度を上げると、ページを読み込む時間がその分長くなるので、この程度がよいです。この設定で、上記の仕上がりになるので、十分に読めると思います。
<2.EPSON EP-803AとPCを接続>
EP-803Aは、Wi-Fiに対応しているので、PC側にWi-Fiがあれば、無線で接続することが可能ですが、難しければUSBで優先接続させるのが確実です。
<3.EPSON Scanの設定 >
保存ファイルの設定をおこなう。
<4.スキャン作業 >
EPSON Scan のスキャンボタンをクリックすると、実際にスキャンが開始される。
その後、以下の画面が表示されるので、ページを追加を押して、スキャン作業を繰り返す。
ページ追加をマウスでクリックしてもいいのだが、繰り返し作業なので、コントロール+Aのショートカットを使うと時間を短縮できる。スキャンボタンもコントロール+Sで押せる。
<5.保存前の作業>
上記の画面で、最後のページまでスキャンが完了したら、ファイルを保存する前にページ編集をクリックする。そこで、画面が横向きになっていたら修正してから保存する。
保存してしまうと、PDFの編集をする必要があるので注意ですね。
私の場合、20分ほどで、一冊の自炊が完了できました。
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