古いPCのHDをSSDに取り換えて、延命してみたいと思います。
つまり、PCの起動が遅いなど、PCが遅いと感じる主な原因であるCPU、メモリ、HDのうち、HDをより高速での書き込みができるSSDに置き換えることで、後1、2年、PCの延命を図ろうということです。
<SSDとは>
SSD(Solid State Drive)とは、 半導体メモリを使用する補助記憶装置つまりHDのように機械式駆動構造でなく、メモリチップと基盤で構成されたシンプルな構造となっている。
<SSDのメリット>
・ランダムアクセス性能では、HDDの数十倍
・機械的な駆動パーツがないので、無音
・機械的な駆動パーツがないので、振動や衝撃に強い
・機械的な駆動パーツがないので、低消費電力
<SSDのデメリット>
・容量が少ない、価格が高い たっだ、最近(2016年現在)では、かなり安くなってきており、480GBで、12000~15000円程度になっている。
・書き換え回数に制限がある(ただし、ふつうに使えば10年はもつ)
・長期間書き換えがないと自然放電が起き、データ消失
<事前準備>
1.PCのスペックの確認
確認する箇所は、HDの大きさが2.5インチ(7mm)か3インチ(9mm)のどちらかを確認する。SSDは主に2.5インチなので、HDが3インチの場合には、アダプタが必要となる。
ただ、アダプタといっても単に高さを合わせるためのプラスチックの調整板のことである。
2.OSやデータの移行方法
SSDを購入しても、何もはいっていない状態で届くので、OSやデータをどうやっていれる(移行)するかを考える必要がある。
方法は、以下の2つ
(1)今のOS、データ環境をそのままSSDに移す
この場合、購入するSSDの容量が、HDの利用している容量より大きい必要がある。
HDD/SSD 外付け ドライブ ケースを使って、データ移行する。
(2)PCのリカバリディスク等から一から再インストールする。
リカバリディスクを用意する必要がある。また既存のHD内のデータをどこかにバッ
クアップする必要がある。
3.既存のHDの使い道
既存のHDを捨てるのはもったいなので、既存のHDは、HDソケット(1000円程度)を
購入して、外部HDとして活用しよう。
<購入するもの>
1.SSD
SSDは、2.5インチなので、HDが3インチの場合は、7mm → 9.5mm変換アダプタ」も
併せて購入する。金額の目安は以下のとおり(2016/5)。データを別の外付けドライブ
等に保存する場合は、240GB程度、データも保存したい場合は、480GB程度がいいで
しょう。
120GBで、4000円~
240GBで、6500円~
480GBで、12500円~
2.HDD/SSD 外付け ドライブ ケース(HDを外部HDとして理容する場合、もしくは今
のOS、データ環境をそのままSSDに移す場合)
外付け ドライブ ケースは、ネットで検索するといろいろでてきますが、2.5インチと3
インチの両方に対応しているものがいいでしょう。価格は1000円~いろいろある。
<SSDの選択>
いざ、SSDを購入するとなると、いろいろと悩みます。
選択のポイントは、以下の4になるでしょう。
1.容量
2.方式
3.価格
4.メーカー
<容量>
上記のとおり、データをどこに保存するかによります。PC上にもある程度、写真、動画、音楽を保存する場合は、480GB程度は必要でしょう。
<方式>
TLC、MLC、SLCの3種類があります。TLCが一番お安い、MLCが普通、SLCが上位です。今回の目的が古いPCの再生ですので、お安いTLCでいいでしょう。
<価格>
容量と方式を選ぶとほぼほぼ価格は決まっていきます。価格.comやAmazonで検索してください。
大体のメーカーには3年保証がついているので、それほど心配しなくていいと思います。
<HDとSSDの交換方法>
1.HDを取り外す
2.SSDにアダプタを付け(シールで貼る)、HDと同じ大きさにする。
あとは、SSDをHDが差し込まれていた場所に戻すだけ。
<注意>
HDと取り外す前に、パソコンの電源を切り、バッテリーを抜いて、30分経ってから作業を行いましょう。静電気でパソコンが壊れる可能性があります。
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